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エビデンスは海老の種類?がん告知後の情報迷子にならないために
私の役割は、単に医学知識を解説したり、教えたりすることに留まりません。あふれる情報の中から、何があなたにとっての真実で、何がノイズ(雑音)なのかを戦略的に仕分けし、納得感のある決断を下せるよう、こころの土壌を整えることにあります。いわば『情報のデトックス』を行い、パニックで埋まった頭のメモリを解放してあげる作業です。
一人で抱えきれなくなったら、ここで一度荷物を下ろして整理整頓すればいい。そんな『こころの安全地帯』であることを、キャンサーコンパスクリニックは目指しています。
5 日前


仙台の老舗雑誌『りらく』りらく掲載&テレビCM出演決定ご報告
2026年3月31日、キャンサーコンパスクリニックの前身「がんコーディネートくりにっく」が仙台で産声を上げてから、ちょうど丸5年を迎えます。
この節目に、まるで記念ギフトのような嬉しい出来事が重なりました。
宮城の大人世代におなじみの情報誌『りらく』4月号(3月28日発行)に、当院のインタビュー記事が見開き1ページで掲載されました。
3月30日


「治される」から「ともに選ぶ」がん治療へ
がん治療は、薬や手術だけで完結するものではありません。
ここで、私はあなたの「軍師」として存在します。
あなたは、ご自身の人生という国を治める、かけがえのない「主君」。いわば、あなた自身の物語の「お殿様」です。
私は、主君であるあなたが納得のいく決断を下せるよう、もてる知恵と知識をすべて注ぎ込み、ともに戦略を練る参謀でありたいのです。
3月19日


【3.11に寄せて】がんと震災 ― 2つの日常の喪失から学んだ『こころの防災』 ―
今回は、キャンサーコンパスクリニックのラジオ放送『希望の和だチャンネル』でお話しした内容を、改めて言葉にまとめました。
震災の現場とがん診療を通して私が学んだ『こころの防災』という考え方について書いてみたいと思います。放送を聴いてくださった方も、そうでない方も、少しだけ耳を(目を)傾けていただければ幸いです。
3月14日


この治療の先に、どんな時間がありますか?
内と外を一致させること。
これは、健康診断の数値を良くすること以上に、人生の最後の一瞬まで自分自身に対して誠実であるための、最強のセルフケアです。
2月20日


「外づら健康法」になっていませんか?
せっかくの新しい季節。 お化粧や服装という外側だけでなく、心の中の衣替えも始めてみませんか? 無理をして良い人を演じるのではなく、内側の自分と仲直りをして、等身大の自分で春を迎える。そんなスタートも素敵だと思います。
あなたは、今年こっそり手放したい「外づら」がありますか?
2月14日


顔の陽子線治療から8年 ― 中国から届いた婚約の吉報
8年前の治療が、一人の女性の「未来」を創った。このことが、私たち医療従事者にとって何よりの喜びです。
医療は、ただ病気を治すだけではありません。一人ひとりの「未来」を創っていくものなのだと、改めて教えていただいた出来事でした。
中国など海外からの医療ツーリズムがより良い形で発展していくために、透明性の高い情報提供、専門性の高い医療通訳の育成、患者さんとご家族が安心して過ごせる滞在環境の整備が必要です。
国境を越えた真の「希望の架け橋」、私が目指す一つのキャンサーコンパスクリニックのあり方です。
1月29日


いのちは確率ではない 〜 1% に 100% をかける〜
前回のクリニックブログ で、仙台エコーライオンズクラブさん新年例会での講演エッセンスをご紹介いたしました。今日は、その講演の時にお伝えしたキーワードの一つ「決断と行動」から、私がとても大切にしている「いのちは確率ではない」という言葉について綴ってみたいと思います。 「余命」という言葉をどう捉えるか みなさんは「余命」宣告に、どんなイメージを持たれるでしょうか。 多くの方は、冷たくて、怖くて、絶望へのカウントダウンが始まるような……そんなイメージを持たれるかもしれません。 しかし、現場でがん患者さんたちと接していると、その受け止め方は本当に人それぞれだと感じます。 「残された時間に気づかせてくれた、人生の再出発だ」と捉える方 「これからは自由時間だ」と軽やかに考える方 「そんなこと考えない」という方 どれが正解ということではなく、人それぞれの「ありかた」があります。 1% は 0% ではない 医療の世界では、よく (5年)生存率という数字が使われます。 例えば、担当医から「生存率 1%」と言われたら、あなたはどう感じますか? 数字だけを見れば、絶望
1月22日


希望の方角へ ― 新年に寄せて、『We Serve』
2026年となりました。 (当院の前身である)がんコーディネートくりにっく時代と通算して、キャンサーコンパスクリニックは今年3月末で丸5年を迎えます。この約5年間、多くの利用者さんやお付き添いの方々に寄り添わせていただいたことに、心から感謝申し上げます。 1月8日、仙台エコーライオンズクラブさんの新年例会に院長の私がお招きいただき、講演をさせていただきました。 講演テーマは『がん診療に学ぶ We Serve 〜希望の方角へ〜』。 今回は、その講演でお伝えしたエッセンスを、ブログをご覧のみなさまにもお届けしたいと思います。 「We Serve」とクリニックの理念 ライオンズクラブには「We Serve(われわれは奉仕する)」という素晴らしいモットーがあります。 実は、キャンサーコンパスクリニックの名称に込めた想いも、この精神に通じています。 「がんと診断された」 「この先どうすればいいのか分からない」 そんな暗闇の中で立ち止まってしまった方々の心に寄り添い、進むべき『希望の方角』を一緒に見出す『羅針盤(コンパス)』でありたい。 それがキャンサーコン
1月10日


【まずは知る③】世界の臨死体験研究と、日本のホスピスケア精神
この事実を知ることは、私たちが抱える死への根源的な恐怖を和らげます。
そして何より、ご自身や大切な方が人生の最期を迎える時、その言葉や体験をまるごと受け止める「優しさ」と「余裕」を与えてくれるはずです。
2025年12月30日


【まずは知る②】「お迎え現象」終末期ケアと東日本大震災
「信じるか、信じないか」の前に、まず「現場ではこういうことが起きている」という事実を、まずは知ること。それが、もしもの時に、ご自身や大切な方が「お迎え」を口にされた際、「おかしくなってしまった」と否定せず、「会いに来てくれたんだね」と共感する優しさにつながるはずです。
死への向き合い方、そしてどう生きるかという問いに、新たな視点をもたらしてくれるはずです。
2025年12月19日


【まずは知る①】「死」のタブーを超えて〜キュブラー・ロス医師の35年
『死ぬ瞬間』の著者として緩和医療の世界で有名なエリザベス・キュブラー・ロス医師。彼女がその後の35年間で辿り着いた「死後の世界」の報告とは。「信じる」のではなく「事実を知る」ことで、死への恐怖は和らぎます。がん専門医が解説する魂のケアについての新シリーズ第1回。
2025年12月11日


誠実さを届ける側の責任 ― 医療者・支援者としての役割【言葉と信頼シリーズ 第4回】
私が大切にしているのは、『伴走する』という姿勢です。治せるかどうかわからなくても、一緒に考え、一緒に悩み、そばにいる。答えを出す人ではなく、一緒に歩く人(伴走者)でありたい。それが、医療者や支援者としての大切な役割なのではないかと思います。
言葉には、人を動かす力があります。励ますことも、傷つけることもできる。希望を与えることも、絶望させることもできる。だからこそ、その力を慎重に、丁寧に使いたい。
· 美しい言葉に酔わないこと
· 誠実な言葉を選ぶ努力を続けること
· 希望の裏側にあるリスクも正面から見つめること
誠実さは、わかりやすさよりも伝わりにくいものです。時間もかかります。「これで治ります」と言い切る方が、はるかにシンプルで、人を惹きつけます。でも、本当の信頼は、そこからは生まれません。本当の信頼は、誠実さの積み重ねからしか生まれない。私はそう信じています。誠実さを持って、丁寧に言葉を選んでいく。それが、私たち医療者や支援者にできることだと思います。
2025年12月5日


パワーワードの魔力 ― 言葉に操られる時代にどう生きるか【言葉と信頼シリーズ 第2回】
【言葉と信頼シリーズ 第2回】パワーワードの魔力 ― 言葉に操られる時代にどう生きるか
医療・健康分野にあふれる『パワーワード』は、心を強く惹きつけ、時に希望を与えてくれます。しかし、その力強い言葉が冷静な判断を鈍らせる危険性も知っておく必要があります。
本ブログでは、なぜ人は「必ず治る」「がんが自然に消えた」といった断定的な言葉に惹かれるのか、その人間心理の深層に迫ります。
「私は信じている」という感覚的な真実と、万人に当てはまる科学的な真実(エビデンス)は、しばしば混同されます。この境界線を見誤ると、高額な費用や大切な治療時間を失うリスクに直面しかねません。
信じる力は大切にしながらも、考える力を手放さないことの重要性を強調します。
言葉は、人を動かす薬にも毒にもなります。
このブログでは、情報にあふれる時代を生きる私たちが、美しい言葉に流されず、誠実な言葉を選び取るための視点をお届けします。
2025年11月20日


チャレンジ大成功!東北乳腺まるごと勉強会 特別講演レポート
10月25日、仙台徳洲会病院で開催された東北乳腺まるごと勉強会(みちのくこまち)で、特別講演を担当しました。
テーマは『むくみや不調に寄り添う乳がん治療後のケア』。
リンパ浮腫の現状、緩和的放射線治療の意義、そして最大の挑戦として『こころとスピリチュアルのケア』についてお話ししました。
医療者がこころに踏み込み、患者さんの生き方をどう支えるか。
講演は大きな反響を呼び、アンケートでは「とても良かった」が7割を超える結果に。
多職種の仲間と語り合うなかで、病気を治すだけではなく、その人の生き方に寄り添う医療の大切さを改めて実感しました。
キャンサーコンパスクリニックは、今後も『からだとこころ』を支える医療を地域から発信していきます。
2025年11月7日


AI時代だからこそ、血の通う医療を届けたい 〜効率化の先にある、医師にしかできない「割に合わない時間」の価値〜
先日、ある若手の放射線腫瘍医がこんなことを心配していました。 「今後、生成AIが発展して治療計画の自動化などが進歩したら、僕たち放射線腫瘍医の立場ってやばくないですか?」 たしかに、AIの進歩はすごいスピードです。画像から腫瘍を自動で認識し、数分で最適な治療計画を作り上げる。そんな時代がもう目の前にあります。私たちが何時間もかけてやってきた仕事が、AIに置き換わっていく。その不安、私もよく分かります。 でも、私は彼にこう返答しました。 「治療計画だけしたい方々にはやばいかもですが、放射線腫瘍医にとっては良いことだと思います。」 1. AIが奪うのは「仕事」ではなく「時間の制約」 これまで私たち医師は、膨大な時間を治療計画や書類作成などに使ってきました。 以下、医師が時間を奪われていた従来業務の一例です。 午前中に外来予約診察患者さんがたくさんいるなか、当日の飛び入り新患も入り、お昼休みもろくにとれないまま、その日までに準備しなければならない放射線治療計画を、夕方の会議の時間に間に合うように限られた時間で作成。 外来患者さんと話せるのは、わずか
2025年10月30日


ダンスから始まった倫理法人会講話『命の羅針盤』
約3年ぶりに、倫理法人会での講話についてご紹介します。
2021〜2022年に「がんコーディネートくりにっく」として講話を担当して以来、
キャンサーコンパスクリニックとしては初めてのブログです。
きっかけは、今年入会した仙台中央倫理法人会での講話。
そこからご縁が広がり、来月以降はさくら・仙台太白・千賀ノ浦など、
複数の倫理法人会でお話しさせていただく予定です。
テーマは 「『万人幸福の栞』に学ぶ、命の羅針盤」。
がん診療の現場にいる私にとっても、
栞に込められた言葉は患者さんとの対話や人生観を考える上で大切なヒントになります。
本日はちょうどクリニック(旧くりにっく)ホームページ開設4周年。
新たな節目に、これまでのご縁と感謝の気持ちを込めてお届けします。
2025年8月28日


クリニックの新しい理念 〜あなたの「希望の方角」へ〜
その人の「希望の方角」を一緒に探していく――そんな医療を、私たちはこれからも大切にしていきます。
今回は、キャンサーコンパスクリニックが掲げる新しい理念と、そこに込めた私たちの想いを、ブログでお伝えしたいと思います。
2025年8月3日


がんと生きる、を考える第一歩 ~Medical DOCさん掲載記念トーク~
がんの告知を受けたとき、人はどんな気持ちになるのでしょうか。そして、その瞬間から、どんなふうに自分の人生を見つめ直していけるのでしょうか。 ■「がん」と診断されたときに、まず大切なこと がんと告げられた瞬間、多くの方が「これからどうしたらいいのか」と不安になります。治療、...
2025年6月28日


どうして医師は、“先生”と呼ばれるの?
今回は、誰もが一度は「そういえば、なんで?」と思ったことがあるような、身近でちょっと不思議なお話をしてみたいと思います。 【“先生”って、どんな人?】 子どもの頃、“先生”といえば、学校の先生を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。でも、大人になると、あるいは世間で...
2025年5月31日


開業から5年目を迎えて
今回のブログでは、改めてこの4年間をざっと振り返り、これからの方針や展望などを記録いたします。これまで感じていた医療現場での不満やストレスが少しずつ解消されてきたことは、やりがいそのものです。今年度はさらに「動いてから考える年」にしたいと思います。
2025年4月4日


死後の医学をテーマに【第2回新潟セミナーご案内】
昨年の11月9日に新潟市で「がんといのちを見つめる、私が決める輝く生き方」というテーマのセミナーを開催しました。その第2回目のセミナーを、4月12日土曜日の午前中に新潟で再び開催することになりました。再びシエールNST店さんでの開催を予定しています。...
2025年3月20日


みなさんに改めて感謝な新潟でスタート「潜在意識に聴く、ありのままの自分」
今日のお話は、がんコーディネートくりにっくにとって、そしてわたしにとってとても大事な、ただこれまでなかなか第一歩を踏み出せずにいたそんな領域、そんなお話についてはじめてお伝えできることになりました。 実は先週の土曜11月9日午前に、「がんといのちをみつめる、わたしが決...
2024年11月15日


くりにっくスタンス(今頃になり)
昨夜9月19日に配信した仁先生の希望の和だチャンネル第4回目(stand.fm)で、がんコーディネートくりにっくのスタンス(理念)についてご紹介しました。で、ブログを改めて見なおしてみると、なんとあろうことか、スタンス(理念)について、まだ書いてませんでした。...
2024年9月20日

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