2022年12月16日読書感想望外の示唆多数「余命一年の宣告から六年を経過して ある臨床心理学者の自己治癒的がん体験記」 山中寛著 金剛出版山中寛さんはスポーツカウンセラーとしてシドニーオリンピック野球日本代表にまで帯同されたこともあった方だそうです。残念ながら今から6年以上前、書籍初版を発刊した2016年5月より前の 同年3月22日に大腸がんでご逝去されたと伺いました。...
2022年5月31日読書感想腎臓がん多発転移発覚から10年半(2)「がんの上手な手なづけ方」 シャムレッフェル・レックス著 悠々舎『余命6ヶ月と宣告されてから10年超えた著者が、がんの先端医療から注目の健康法まで自らの体験をもとに伝える』(表紙文引用)書籍です。著者のシャムレッフェル・レックスさん、経営者であり、元牧師であり、さらには得度を受けた僧侶でもあったという異色の経歴の方でした。...
2022年5月20日読書感想腎臓がん多発転移から10年半(1):「医師が知らない余命を延ばすがん養生生活」 シャムレッフェル・レックス著 三交社久しぶりのくりにっく叢書紹介は、がん医療とはなんぞや的なことをいろいろな側面から学ばせていただいた故シャムレッフェル・レックスさんの自叙伝的な書籍です。ご紹介せねばと思いつつ、私の踏ん切りもつかず筆が進まない時間が数ヶ月続いてしまいました。...
2021年12月3日放射線治療出血性胃癌に緩和的放射線治療は極めて有効:世界最大の前向き多施設共同観察研究放射線治療分野で国内最大規模の日本放射線腫瘍学会学術大会、今年の開催は古巣の山形大さんで、先月から始まり現在もオンライン開催となっています。 https://www.congre.co.jp/jastro2021/ コロナ禍でなければたぶん仙台国際センターで開催され、全国の...
2021年11月13日放射線治療昭和時代の放射線治療がIMRTに優った方(その2:陽子線での再治療)予定の放射線治療が失神発作なく無事に終了し、ご自宅へ退院されました。その後、遠方ではありましたが私の外来へ定期通院していただくこととなりました。耳鼻科的な処置を含め、本人家族のご希望で紹介元の某がんセンターさんではなく、ご自宅近くの病院の耳鼻咽喉科さんとの併診をしていただけ...
2021年11月7日放射線治療昭和時代の放射線治療がIMRTに優った方(その1)私が南東北がん陽子線治療センターさん在籍時のことですが、局所進行頭頸部がん患者さんの娘さんが私のセカンドオピニオン外来を受診されました。遠方在住ということもあり患者さん本人はその日に受診されませんでしたが、紹介状も持参された娘さんからお話を伺うと、「(日本を代表する有名な)...