2023年6月21日読書感想「がんステージⅣ克服 「転移」「再発」「余命告知」からの回復記録」 杉浦貴之編著 ユサブル登場する8名(ほぼ)全員がステージIVであるがん患者さんたちの記録集というのは、書籍としては国内初ではないでしょうか? ちなみに(ほぼ)と書いたのは、事実上のステージIVである全身血液がんの成人T細胞白血病の方がいらっしゃったり、遠隔転移ではない頸部リンパ節転移もステージI...
2023年5月15日読書感想潜在意識の中に病気克服のヒント「現役医師が熱く語る がん患者を支える催眠療法」萩原優著 太陽出版12年の時を経て、がんの催眠療法にほぼ特化した内容となった書籍「現役医師が熱く語る がん患者を支える催眠療法」が、私の要望をきっかけにめでたく出版されました。 実は2010年に「がんの催眠療法」という書籍が出版されていたのですが、残念ながら絶版となってしまいました(Amaz...
2023年1月31日読書感想「がんでも長生き 心のメソッド」 保坂隆+今淵恵子著 マガジンハウス社約7年前(2016年1月)に初版で、東海大学医学部精神科元教授で現在は都内で保坂サイコオンコロジー・クリニックをご開業されている保坂隆先生(執筆時は聖路加国際病院精神腫瘍科ご所属)と、炎症性乳がんステージ4(肝転移、多発リンパ節転移)で当時1年ほど療養されていたコピーライタ...
2022年12月16日読書感想望外の示唆多数「余命一年の宣告から六年を経過して ある臨床心理学者の自己治癒的がん体験記」 山中寛著 金剛出版山中寛さんはスポーツカウンセラーとしてシドニーオリンピック野球日本代表にまで帯同されたこともあった方だそうです。残念ながら今から6年以上前、書籍初版を発刊した2016年5月より前の 同年3月22日に大腸がんでご逝去されたと伺いました。...
2022年11月4日読書感想患者の声は届いているか? <いのち>とがん 患者となって考えたこと 坂井律子著 岩波新書著者の坂井律子さんはNHKで教育、福祉、医療の番組を手がけられたテレビディレクターでした。残念ながら2018年11月26日、坂井さんはすい臓がんで亡くなられたそうです。この書籍は初版が2019年2月なので、ご自身が書籍を手にすることはできなかったのかもしれません。...
2022年10月18日読書感想脳腫瘍と闘い、十八歳で逝ってしまった最愛の娘へ 「春の香り」 坂野和歌子・貴宏著 文芸社「11歳、小学6年生の若さで発症した難治悪性脳腫瘍である膠芽腫。摘出手術そして術後の抗がん剤や放射線治療の影響とも向き合いながらしばらく寛解したものの、6年後の高校生の時に局所再発で再手術、そしてほどなくして再再発し、命には限りがあることを意識した」(書籍カバー記載より引用...
2022年10月17日読書感想本質的なスピリチュアルケアにつながる底しれぬ期待感(2) 「がんの催眠療法」 萩原優著 太陽出版英語で催眠療法のことをHypnotherapy(ヒプノセラピー)と呼びます。『催眠療法とは、意識の90%以上を占めている潜在意識と、自覚できる顕在意識がつながった状態で行う心理療法です。医師の語りかけにより、患者さんの潜在意識にアプローチすることで、ストレスが生じた根本原因...
2022年8月28日読書感想本質的なスピリチュアルケアにつながる底しれぬ期待感(1) 「がんの催眠療法」 萩原優著 太陽出版萩原先生は、私が学んだヒプノセラピー(催眠療法)のお師匠さんで、大学病院で長く外科医や緩和ケアなどの診療実績がある医師です。現在は横浜でヒプノセラピーを主とした自由診療クリニック(イーハトーヴクリニック)の院長をなさっています。...
2022年8月17日読書感想「治った人 ガンと共に生きた人 それぞれから学んだ ガンが治る人への変わり方」(3) 小澤康敏 著その3は下巻中心の読書感想文です。 下巻にも裏表紙があり、『あなたのからだは、病が有るか、無いかより、あなたがどんな人で生きるかに最大の関心を持っている』(引用)と書かれていました。またまた攻めましたね、小澤さん!と微笑んでしまいました。...