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和田仁

くりにっくスタンス(今頃になり)


 昨夜9月19日に配信した仁先生の希望の和だチャンネル第4回目(stand.fm)で、がんコーディネートくりにっくのスタンス(理念)についてご紹介しました。で、ブログを改めて見なおしてみると、なんとあろうことか、スタンス(理念)について、まだ書いてませんでした。

 お恥ずかしい限りですが…


 ということで、くりにっくスタンス(理念)について、ラジオ配信の音声を文字化(一部修正)して初めてご紹介したいと思います。

 以下のURLから希望の和だチャンネル第4回目(stand.fm)に移動しますので、ぜひお聞きいただければ!

 

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 リスナーのみなさま、こんばんは。がんコーディネートくりにっく院長の和田仁です。仁先生の希望の和だチャンネル第4回目、ご視聴いただきありがとうございます。

 

 次回から、がんコーディネートくりにっく院長の和田仁です、って長々しく言わなくても良いように、希望の和だチャンネルの前に「仁先生の」ってつけることにしました。

 実は、わたしを仁先生って呼んでくださる知人の方々がいらっしゃるんです。わたしの名前であるひとしの漢字「にんべんに漢字の2」の仁、仁義礼智の仁。

 じんせんせいのほうが呼びやすいし、じんせんせいと続けて読むと、人生(じんせい)って音も含まれるような感じだし、そのほうが良いと思う、と言われました。

 まあ、自分で先生と呼ぶのってどうよ? という恥ずかしさはありますが、たしかにそうかも、って思いまして。エゴエゴラジオって宣言してますし、まあ大目に見てくださいってことで、どうぞよろしくお願いします。

 

 今回は、くりにっくのスタンスといいますか、理念をご紹介させてください。


1.自分らしさを大切に生きる

2.幸せをともにわかち合う

3.ありのままの自分を活かす


 この3つです。

 

 これは、くりにっくの利用者さんたちだけでなく、わたしたちくりにっくのスタッフ、そして連携する他の施設の方々にも同じような生きかたでお互いのかかわりが持てたら良いなという想いを込めています。

 

 医療に絶対はなく、絶対に治らないとも、100%治るとも言い切れない、と私は思っています。もちろん、100%治るという気持ちで診療しますが。また、医学そのものもいまだに不完全な推論や確率統計の世界の話なので、人それぞれいろいろな意見やいろいろな選択肢があるのは当然だと思います。

 また、世の中には、玉石混交な医療系情報が入り乱れ、一般の方々の口コミなどを含めたネットでの普及・拡散もあり、実際の被害を被ったり困ったりしてしまうのは患者さん自身など利用者さん側です。

 

 私自身は基本的に良いとこどりのスタンスで、その方が何らかの形で良くなるのであればいろんな選択肢があっていい、どんな選択肢もありだと思っています。がんに対して世の中にある様々な療法や考え方、頭から全否定せず、かといって鵜呑みに賛成もせず、なるべく第三者的な立ち位置で色メガネを外した情報収集を心がけていきたいと思っています。 

 

 また、同じようながんという状態で病院でのベストと評される標準治療を行っても、治っていく方々、そうでない方々がいらっしゃいます。今の科学だけではとても説明できない納得できない身体の治癒力の不思議さを臨床の現場でずっと感じてきました。

 

 私の思い込みや信念が多分に入ってしまっているかもしれませんが、がんの治癒力に心のあり方というのが大きく影響しているようです。約30年のがん臨床経験を重ねてきましたが、その印象はどんどん強くなっています。そして、過去に同じようなことをご報告されている先人医師たちも、やっぱりたくさんいらっしゃいます。さらに最近では、医学者にも説得可能な信頼できる医学論文も諸外国からいろいろ報告されてきました。

 

 うちのくりにっくでは、そんな人間が自ら持ち備えるであろう、とてつもない潜在能力を引き出せるようなコーディネートやサポートもできれたらよいなと考えています。

 

 では最後に、また私のアカペラカラオケタイムです。今日は、「おそれないで ―Don't Be Afraid―」という曲です。聞いたことない方が多いかもしれませんが、日本で作られたキリスト教の讃美歌なんだそうです。


 私は教会に通うわけでも、信者でもありませんが、つい数か月前に中学校の同級生だった地元静岡のキリスト教会の女性伝道師さんとの約半世紀ぶりの再会がきっかけで、この讃美歌「おそれないで」を知りました。その方は中学生当時、性別の垣根がないといっていい親友でした。それぞれが憧れてる同級生のこと、たあいのない日常生活のこと、学園祭のこと、いろいろな話を良くしました。もちろん、半世紀ぶりの現在も親友です、時を超えて。

 

 この讃美歌は、メロディーも歌詞もとても素敵です。そして、こころに、魂に響いてきます。歌詞にでてくる「わたし」は神様あるいはイエスキリストのこと、「あなた」はクリスチャンのことでしょう。

 ただ、「わたし」つまり仁先生が、がん療養に悩み、おそれる「あなた」といつでもともにいる、あなたの前を行く、闇の中でこの手を差し伸べる。くりにっくのスタンスとぴったりな氣がして、これから歌うことにしました。

 

 本日もありがとうございました。


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