【5周年記念】がん医療に「顧問弁護士」がなぜ必要なのか
- 和田仁
- 4月2日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前
仙台の地で 5年、感謝を込めて
2026年3月31日、キャンサーコンパスクリニックは開院5周年を迎えました。仙台という伊達政宗公ゆかりの地で、多くのがん患者さまとともに歩んできたこの5年間。支えてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
この節目にあたり、私は当クリニックの役割を、より現代に即した言葉で定義し直しました。それは、がん医療における『顧問弁護士』のような存在になる、ということです。
有事の裁判、平時の顧問
これまで私は、自分たちの役割を『軍師』と呼んできました。政宗公を支えた片倉小十郎のように、戦場全体を俯瞰し、次の一手を共に練る存在です。
これを現代社会に置き換えるなら、まさに『顧問弁護士』という役割がしっくりきます。

想像してみてください。病院で、がん告知を受け、手術や抗がん剤、放射線治療などの治療説明を受ける時の心境を。
それは、自分ではコントロールできない場所で、一方的に裁判の判決を言い渡される瞬間に似ているのではないでしょうか。そこでの主治医は、医学という法律に基づいて正しく判断を下す、腕の良い裁判官のような存在です。裁判官(主治医)は、病気を治すために「この刑(治療)が妥当である」と告げます。
それは、医学というルールに基づいた『正当な執行(プロセス)』です。病気を治すためには、時に痛みを伴う手続きが必要になることがあります。
しかし、裁判官が下した『正しい判決』が、あなたの人生全体にとって最善であるとは限りません。『正当な執行(プロセス)』が、あなたの守りたい未来を壊してしまっては本末転倒です。判決に従って刑(治療)を淡々とこなすことと、その後の人生をどう守り、豊かにしていくかは、全く別の問いです。
企業が顧問弁護士を雇う理由は、何かが起きてから裁判所で戦うためだけではありません。
リスクを事前に把握し、最悪の事態を避ける
自分に有利な、最良の専門家(主治医)を味方につける
資産、健康、そして未来を守るための戦略を練る
こうした、平時からの『戦略的パートナーシップ』こそが顧問の本質です。キャンサーコンパスクリニックの仕事は、その『執行(プロセス)』が、あなたの権利と人生を最大限に守りながら進められるよう、軍師として、そして顧問弁護士として、戦略を練るあげることにあるのです。
日本医療に欠けている空白のポジション
名医はいます。病院内の相談窓口もあります。
しかし、『患者さん側に完全に立ち、中長期的な視点で伴走してくれる医師の顧問』は、今の日本の公的保険診療体制の中には、まだ存在しません。
だからこそ、私は医師免許と35年の臨床経験を携え、その空白を埋める決意をしました。単なる情報提供ではなく、医学的根拠に基づいた長期的な戦略立案を行うこと。「相談1回いくら?」というフロー型ではなく、あなたの人生を継続的に守り抜く『顧問契約』という形で伴走すること。
私はこれを、『医療軍師(Medical Military Strategist)』という新しい職能として定義しました。
次の5年へ、あなたの人生のコンパスとして
キャンサーコンパスクリニックは、あなたの人生という法廷において、誰よりもあなたの味方として、『判決』を精査し、納得できる『未来の戦略』をともに描く顧問弁護士でありたい。
開院5周年を迎え、わたしはその決意を新たにしています。
また、5周年を機に、ホームページも一新しました。
私たちが目指すのは、単に病気を治す方法を教えることではありません。あなたが「どう生きたいか」というゴールを指し示す、人生のコンパス(羅針盤)であり続けることです。
新年度も、みなさんの心に希望の火を灯し続けます。




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