希望の方角へ ― 新年に寄せて、『We Serve』
- 和田仁
- 5 日前
- 読了時間: 2分
2026年となりました。
(当院の前身である)がんコーディネートくりにっく時代と通算して、キャンサーコンパスクリニックは今年3月末で丸5年を迎えます。この約5年間、多くの利用者さんやお付き添いの方々に寄り添わせていただいたことに、心から感謝申し上げます。

1月8日、仙台エコーライオンズクラブさんの新年例会に院長の私がお招きいただき、講演をさせていただきました。
講演テーマは『がん診療に学ぶ We Serve 〜希望の方角へ〜』。
今回は、その講演でお伝えしたエッセンスを、ブログをご覧のみなさまにもお届けしたいと思います。
「We Serve」とクリニックの理念
ライオンズクラブには「We Serve(われわれは奉仕する)」という素晴らしいモットーがあります。 実は、キャンサーコンパスクリニックの名称に込めた想いも、この精神に通じています。
「がんと診断された」
「この先どうすればいいのか分からない」
そんな暗闇の中で立ち止まってしまった方々の心に寄り添い、進むべき『希望の方角』を一緒に見出す『羅針盤(コンパス)』でありたい。
それがキャンサーコンパスクリニックの原点です。
「情報」が「生きる力」になる
新年例会講演では、ある患者さんのエピソードもご紹介しました。 顔の半分を切除する手術を告知されたその方は、諦めずに自ら情報を探し、顔を残して完治を目指す陽子線治療という選択肢に辿り着きました。そしてご希望通り完治され、治療から5年をゆうに超えてお元気に過ごされています。
「自分のことは自分で決める」
この強い意志を支えるのは、正しい情報です。
幸いなことに、ここ東北には世界最高峰の治療施設が揃っています。
納得して決断するプロセスこそが、患者さんの『生きる力』に直結するのです。
人生の目的は「幸せ」を経験すること
私が診療の中で最も大切にしている考えがあります。
それは、
人は治療を受けるために生きているのではない。人生という時間の中で、幸せを経験するために生きている
ということです。
医学的なデータや統計は、あくまで地図に過ぎません。その地図をどう読み、どの道を選択するかを決めるのは、お一人おひとりの心の中にある『羅針盤』です。
結びに代えて
もし、誰かの羅針盤が迷いに震えているとき、そっと隣に寄り添い、その人が再び『希望の方角』を見出せるよう支え続けること。それが、医療における私の『We Serve』です。
2026年が、みなさまにとって希望に満ちた、温かい一年となりますよう心より願っております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




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