リンパ浮腫の記事がMedical Doc医療コラム掲載
- 和田仁
- 5 日前
- 読了時間: 3分
先週のMedical Doc(メディカルドック)さん医療コラム「「がんと生きる、を考える第一歩」に続き、キャンサーコンパスクリニック院長・和田仁の監修による「リンパ浮腫」の記事が掲載されました。
■がん治療のあとに現れる「むくみ」…それはリンパ浮腫かもしれません
乳がんや婦人科がん、前立腺がんなどの治療を受けたあと、数年経ってから突然、足や腕が腫れるように感じることがあります。その「むくみ」、もしかしたら「リンパ浮腫」かもしれません。
記事では、
・リンパ浮腫の起こるしくみ
・初期症状の見分け方
・放置によるリスク
・4つの基本的な治療法(複合的理学療法)
などについて、一般の方にもわかりやすく紹介しています。
■むくみに気づいたら、相談できる場所へ
「がんの治療が終わったから、もう安心」「むくみはよくあることだから」そう思って様子を見てしまう方も多いのですが、リンパ浮腫は早期のケアがとても大切な病気です。
実は最近では、抗がん剤の副作用によって起こるむくみや皮膚硬化に悩む方も増えています。こうした症状はリンパ浮腫と重なる部分もあり、まだネットや一般の書籍でも情報が少ないのが現状です。
■クリニックとサロンで、むくみを支える
私たちは、2022年9月に「むくみケアサロンCamomille(カモミーユ)」を開設してから、これまで多くの方々とともにリンパ浮腫ケアに取り組んできました。
そして今年(2025年)4月からは、サロンとクリニックが同じフロアに隣接し、医師と看護師、施術スタッフが連携する体制が整いました。仙台近郊の複数の総合病院さまから患者さんをご紹介いただく機会も増え、この場をお借りして、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
これからも、たくさんの医療機関や製品業者などのみなさまと協力しながら、地域の患者さんにとって安心できる場を育てていきたいと思っています。
■リンパ浮腫だけでなく、さまざまな「がん関連のむくみ」に
当院では、リンパ浮腫に限らず、
・抗がん剤治療によるむくみ
・皮膚の硬化や可動域制限
・進行がんや緩和ケアでみられるむくみ
といった、がん治療に関連する様々な浮腫(むくみ)に対する相談もお受けしています。
「これって誰に相談したらいいの?」
「病院を卒業してしまったけれど、今さら聞いていいのかな?」
そんなときこそ、気軽にサロンまたはクリニックへご連絡いただけたら、うれしいです。

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