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和田仁

本日で開院3年


 おかげさまで、本日が開院3年の記念日でした。これまでたくさんの方々に、診療や経営などに関するご助言ご心配を、いろいろいただきました。この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。


 約30年、勤務医(従業員)をしてきた私にとって、また親はサラリーマンだったこともあり、個人事業主としての新しい生き方は数多くの反省と学びと経験の日々でした。いや、まだまだ、現在進行系です。

 くりにっく運営で、いろいろご迷惑をおかけしたこともあったと思います。この場をお借りして、おわび申し上げます。

 

 (多くの知人も)予想しておりましたが、価格設定や認知度を主とした新しい自由診療スタイルの浸透には、もう少し時間を要しそうです。さらに、開業当初は予定していなかった保険診療の導入(特に今オンライン資格確認の導入などお役所が求める数々の難しい諸手続き)には悪戦苦闘しています。

 とはいえ、自分が医師になってから、ずっと感じてきた不満やストレスが少しずつですが解消できてきていることは、やり甲斐そのものです。


 以前のブログで記録した、くりにっくの主な取り組みについて、以下に再掲します。


①がんのよろず相談(セカンドオピニオン診療、医療施設・医師などのマッチングなど)

 →医療関係のマッチング的取り組みが意外に多いです。収益に直結していません苦笑。

②がん遺伝子検査:リキッドバイオプシー(来年から3業者を採用し、それぞれを比較して最適な項目をご提案)

 →新たな4業者目(日本遺伝子研究所)さんとの業務提携が吉報、これからです。

③リンパ浮腫複合的理学療法などむくみケア(サロンCamomilleなどとの連携)

 →多くの方との出会いがありました。サロンの方向性は今年の課題です。

④がんの心理療法・スピリチュアルケア(ヒプノセラピー中心に死生観などの気づき相談)

 →怪しげな世界と紙一重なため、いささか足踏み中ですが、これからの時代には必要な分野だと思っています。

⑤がん診療時の腸内フローラ検査や食事相談、おむつフィッティングなどの排泄支援

 →くりにっくの看護師さんがいろいろな資格を取得し、今年度から本格的な「へその下」活動が始まります。

⑥がん外来リハビリテーションや生活行動支援

 →とても大事な領域ですが、今年度以降の課題です。。。

⑦温泉保養所併設のリトリート宿泊施設などにおける養生支援

 →構想は広がっています。がん医療ブックカフェで、くりにっく叢書を開放したいです。

⑧海外からの症例に対するインバウンド(メディカルツーリズム)支援

 →昨年いくつか準備活動をしたのですが、いろいろあって(?)現在は頓挫しています。これも今年度以降の課題です。


 今年度はセミナーや講演会、メディア活動(ラジオなど)といった普及啓蒙に励みます。4月に還暦を迎える院長、心身の健康に留意し、くりにっくスタンス(理念)を常に意識しながら、歩みを進めてまいります。


 今後ともよろしくお願い申し上げます。



 PS:写真は自宅の庭に芽吹いたカタクリです。小型の山野草を育てるのも趣味になってきました。



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