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和田仁

クラウド型電子カルテ導入


 今年(つまり今月)、ようやく当くりにっくでも電子カルテを正式に導入いたしました。


 電子カルテは、施設内にサーバを置いてデータをローカルネットワークで管理保管するオンプレミス型と、管理業者さんがインターネット上でデータを管理し私たち医療者がサーバにアクセスし利用するクラウド型に大別されます。当くりにっくではクラウド型の電子カルテを採用いたしました。

 クリニックに来院いただいての診療だけでなく、ご自宅や病院への「往診」や、オンライン診療を行っていること、そして来年度からは仲間(≒スタッフ)が増え関連施設での施術を行うこともあり、いろいろな場所からの情報共有が必要でローカルネットワークでの管理が難しい環境になるためです。

 これまでも電子カルテの必要性は強く感じていました。しかし、オンプレミス型は初期投資費用がかなりかかるため導入にためらいがあり、そしてクラウド型もどのような機種がコスパやセキュリティを含めて当くりにっくに適しているのか開業してみないとわからないところがあったので、この紙カルテでの運用をお恥ずかしながら最近まで行っておりました。でも紛失リスクなどでPCでのデータ持ち運びはなかなかできず不便でした。また、診療情報提供書など対外的な書類も出張からくりにっくに戻っての手書き(+ハンコ)作成という、時間がかかる前近代的な運用でした。


 ようやく今どきのカルテ運用となります笑


 もっとも、病院業務でもそうでしたが、紙カルテは紙カルテの便利な部分はいろいろあります。また、クラウド型電子カルテはどの業者さんであってもくりにっく専用のカスタマイズがしにくい不便さは多々あります。ということで、当面は両者のハイブリッド運用を考えています。






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