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オンライン診療の実施にかかわる診療計画書 ver.1

オンライン診療の実施にかかる基本的な考え方

  1. オンライン診療は、直接身体を診察することができないなどの理由で、得られる情報が限られます。そのため、原則として同一の医師により対面診療を適切に組み合わせて行うことが求められます。

  2. オンライン診療を実施するたびに、医師がその実施の可否を慎重に判断し、オンライン診療による診療が適切でない場合には、速やかにオンライン診療を中断し、対面による診療に切り替えることが求められます。

  3. オンライン診療は、受診者(患者さんなど)がその利点および生ずるおそれのある不利益等について理解した上で、患者がその実施を求める場合に実施されるべきもので、研究を主目的としたり医師側の都合のみで行うことはできません。

 

オンライン診療に伴うセキュリティおよびプライバシーのリスクに関連して、

受診者さまには以下の注意事項を守っていただくようお願いいたします

 

  1. 受診者は使用するオンラインシステムに伴う様々なリスクを把握しています

   例)生じうるリスク:スマートフォンの紛失や、ウイルス感染に伴う医療情報の漏洩等

     取りうる対策 :パスワード設定、生体認証設定、ウイルスソフトのインストール等

  1. 受診者はオンライン診療を行う際は、使用するアプリケーション、OSが適宜アップデートされることを確認します

  2. 受診者は医師側の了解なくビデオ通話を録音、録画、撮影してはいけません

  3. 受診者は医師のアカウント等情報を診療に関わりのない第三者に提供してはいけません

  4. 受診者は医師との通信中は、医師との同意がない限り第三者を参加させません。

  5. 受診者は原則、医師側が求めない限り、あるいは指示に反して、チャット機能の利用やファイルの送付などは行いません。特に外部URLへの誘導を含むチャットはセキュリティリスクが高いため原則として医療機関に送付しません。 

  6. 受診者は医療機関の求めに応じ、顔写真付きの身分証明書による本人証明ができるよう準備をしてください。顔写真付きの身分証明書を有さない場合は、二種類以上の身分証明書を用いて本人証明を行います。受診者が相談を希望される患者さん本人ではない場合、当該患者さんが同席する必要があります。もし同席されない場合は、書面等による患者さん本人からの同意を事前に確認する必要があります。

上記項目に加え、以下の診療計画等をよくご確認ください。

診療計画

【オンライン診療で行う診療内容】

疾病名、病状などの確認

治療や療養、今後の方針等の相談など、がん診療全般にかかわる事項

【診療時間に関する事項】

受診者側と医師側の双方が都合よい日時で、オンライン診療を実施。専用のオンライン予約システム等を用いて、事前に予約を行います。

 

【オンライン診療の方法・使用する機器】

1.受診者側:スマートフォン、パソコン、タブレット、電話等の情報通信機器

2.医師側:医療機関のパソコン、タブレット端末、電話等の情報通信機器

3.利用するオンライン診療システム:YaDoc Quick(ヤードック クイック)

 

オンライン診療の前後には、電話や電子メールなどで以下の情報伝達等を行うことがあります。

  1. 予約日時の調整。ビデオ診察前後の時間調整

  2. 相談を希望される事項等についての確認

 

【オンライン診療を行わないと判断する条件】

  1. 受診者の心身の状態について、十分に必要な情報が得られていないと医師が判断した場合

  2. 体調に変化が現れ、対面診療の必要性が認められた場合

  3. 情報通信環境障害等によりオンライン診療を行うことができない場合 等

 

上記条件の他、医師がオンライン診療の実施にふさわしくないと判断した場合は、直接の対面診療に変更します。

 

【受診者による情報伝達の協力】

オンライン診療の実施に際し、患者は診察に対し積極的に協力し、自身の心身に関する情報を医師に伝達する必要があります。

 

【急病急変時の対応方針】

当院で対応できない場合には、状況により紹介元など他の医療機関などを紹介いたします。

 

【複数の医師によるオンライン診療の対応】

今のところ予定ありません

 

【受診者に課されるセキュリティリスクに関する責任】

医療機関・オンライン診療システム提供事業者に対するサイバー攻撃等による受診者の個人情報の漏洩・改ざん等の可能性があることを受診者側は承知したうえで、オンライン診療を受診していただきます。

 

なお、受診者の行為により、セキュリティ事案や損害等が生じた場合、発生した直接的、間接的、その他すべての損害について、医師は責任を負いません。

【医師・医療機関に課されるセキュリティリスクに関する責任】

  1. セキュリティリスクを十分に勘案した上で、オンライン診療システムを選択しています

  2. 受診者および医師がシステムを利用する際の権利、義務、リスク等を明示し、かつ情報漏洩等のセキュリティリスク、医師・受診者双方のセキュリティ対策の内容、受診者への影響等について、平易に説明できるオンライン診療システム提供事業者を選択している

 

なお、受診者の行為により、セキュリティ事案や損害等が生じた場合、発生した直接的、間接的、その他すべての損害について、医師は責任を負いません。​

【オンライン診療の映像や音声等の保存の要否】

不要

 

【受診者の所在】

受診者はオンライン診療を受ける際に、以下の点を守ってください

  1. 受診者が相談を希望される患者さん本人ではない場合、当該患者さんが同席する必要があります。もし同席されない場合は、書面等による患者さん本人からの同意を事前に確認する必要があります。

  2. 受診者がオンライン診療を受ける場所は、対面診療が行われる場合と同程度に、 清潔かつ安全を確保してください。

  3. プライバシーが保たれるよう、受診者が物理的に外部から隔離される空間においてオンライン診療を行ってください。

  

以上

                    がんコーディネートくりにっく 院長 和田仁

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